ちょっとした事があっただけで、神様に殺してくださいと祈る私
ただ、ほんのちょっとだけ、哀しい事があっただけじゃない。
うまくいかないことなんて、すべての人に平等にあっていいはずでしょ？
私の上にだけ嫌な事が降っているはずがないじゃない。
えとせとら、えとせとら

じぶんにいいきかせるのがいちばんむずかしい。

どおして　生きているだけで苦しいの？

あの人の手首にはためらい傷。
いくつも走るみにくい傷
長い年月がそれを風化させてはいるけれど

私には出来ないその傷に、私は触れてみたくなる。
どおしたの？と聞いてみたくなる。
私とは違う痛みを持っているはずのその人と、痛みを共有したくなる。
聞かないけれど。聞けないけれど。

だって、その人の痛みを私がわかる事はないから。

どおして　わかりあえない

痛いのは同じはずなのに。