その1 世界に一つだけの花

 

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『世界に一つだけの花』
は、いい歌なんだと思う。
歌の言いたい事、本質についてはすごくわかる。わかるけれども…

だけど、大嫌いだ。
SMAPが歌うがゆえに、大嫌いだ。
ちなみに、私は別にSMAPに対して特に嫌悪の情はない。でも、ですよ。

『花屋の店先に並んだいろんな花を見ていた
(略)
この中で誰が一番だなんて争うこともしないで
バケツの中誇らしげにしゃんと胸を張っている それなのに僕ら人間はどうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で一番になりたがる?
(略)
NO.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly one 』
(タイトル:世界に一つだけの花 作詞者:槇原敬之)

と、訴えているじゃありませんか。

つーかさぁ
芸能人の中でトップ取っていると言っていいグループに歌われても;

花屋に並んだ花って言うのは、もう選ばれた花たちな訳よ。
つまりはミスユニバースコンテスト会場みたいなもんなんですけど。
それぞれの花たちの中で、容姿の優れたものだけが市場に出回るんですよ。
バラとか、少しでも茎が曲がっているとわかった時点で、花なんか咲く前に摘まれてゴミです。他の美しいバラに栄養がさらに行くように淘汰される訳です。
生き残った中でもゴミにするのは…と言うクラスは安い値段で花びら(あるいは花首)だけ500gとかで売られてたりしますけどね。つまり、段階がある訳よ。
だから花屋に並んでいる花がきれいなのは、当たり前。母国で最上級と言われた人たちの集まりと同じなんだもんね。それでも小菊と薔薇だったら、やっぱり薔薇の方がいい場所に置かれて値段も高いよ。ああやって花屋に並ぶ花は、ちやほやされまくって育ってきている訳です。

つまり、花の世界だって、やっぱり下のものは下のもの扱いしかされないのです。あるいは花を「咲かせる」事すら許されないのです。野に咲く花のように…って、最近東京で野に咲く花なんてふと見ることあるか?花を咲かせるスペースさえ奪われているんですよ。自生で生きる野の花たちはさ。そんで咲いたって、見てくれる人は殆どいないじゃんか。
そういうもんなんだよ。世の中。
花を咲かせるだけじゃなく、一番いい場所で高値を付けられている薔薇に、そんな風に歌われても、淘汰される側の花としては、しみじみ聞いてもいられないって訳よ。

ところがマッキーが作ったと思うと、とたんに名曲。涙もこぼれます。

いい曲です。私も自分の花を咲かせるために、一生懸命になりたいと思います。

 

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