その2 越冬つばめ

 

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『越冬つばめ』
は、名曲なんだと思う。いつ歌われても古びはしない。
最近の曲みたいにヒットしては忘れられていくような曲じゃない、とは思う。とは思うけれども

『娘盛りを 無駄にするなと時雨の宿で 背を向ける人
報われないと 知りつつ抱かれ飛び立つ鳥を 見送る私

(略)

 絵に描いたよな幸せなんて爪の先ほども 望んでません
からめた小指 互いに噛めばあなたと痛み 分けあえますか』

(タイトル:越冬つばめ 作詞者名:石原信一)

やる事だけやっといて、無駄にするなって…責任逃れですね、完全に。
そこへ持ってきて女の方が
私はそれで満足。あなたが苦しんでいるなら私も…
と、言うておる。
「苦しいよ・切ないよ」ゴッコですね。
痛み分け合うって、この男が苦しんだり痛みを覚えていたりすると思える所からしておめでたいよこの女は。「この人は苦しんでいる、私が魅力的なばっかりに…」てことじゃーあーりませんか。

こいつは、何の約束もせず、自分には家庭があるにもかかわらず、しかもなんの保障もせんぞと突き放した上であんたを抱ける男なのよ。それってば別に特にあんたじゃなくてもいい訳よ。わかる?

と、言ってもこういう女の耳には入るまい。こういう女の幸福キーポイントは「私の為に」と思えるという点ですね。

双方満足。丸くおさまっているので、別にいいっちゃいいんだけどさぁ…
男も女も全然苦しんでないところが腹立ちますね。あんたたちは確実に他の人を苦しめている可能性があるだろっつーの。まぁただの歌ですけど。

なんちゅーか、「タブー」スパイスで今日も絶倫!って感じです。
やっちゃいけませんといわれる事ってげに魅力的な事よ。

そういう男に女は群がり、そういう男に抱かれる女に男も群がる。
世の中の需要と供給にうまくマッチしているのかもしれません。だからいつまでも歌われる名曲なのであろうと思います。

しかし、やっちゃいけないといわれる事は素直にやらないでいい子にしていた結果、こういう歌に腹立ちを覚える私が「モテナイ」女である事は、まぁ、自然の摂理、なんでしょうねぇ。

 

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