その6 全力少年

 

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『全力少年』
男に生まれたかった。なぜ、男ではなかったのかと考えた。

『躓いて、転んでたら置いてかれんだ
泥水の中を今日もよろめきながら進む

汚れちまった僕のセカイ 浮いた話など無い
染み付いた孤独論理、拭えなくなっている

試されてまでもここにいることを決めたのに
呪文のように「仕方ない」とつぶやいていた

積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
止め処ない血と汗で渇いた脳を潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった

セカイを開くのは誰だ?

遊ぶこと忘れてたら老いて枯れんだ
ここんとこは仕事オンリー 笑えなくなっている

ガラクタの中に輝いてた物がいっぱいあったろう?
“大切なもの”全て埋もれてしまう前に

さえぎるものはぶっ飛ばして まとわりつくものかわして
止め処ない血と涙で渇いた心臓潤せ
あの頃の僕らはきっと全力で少年だった

怯えてたら何も生まれない

澱んだ景色に答えを見つけ出すのはもう止めだ!
濁った水も新しい希望(ひかり)ですぐに透み渡っていく
積み上げたものぶっ壊して 身に着けたもの取っ払って
幾重に重なり合う描いた夢への放物線
紛れもなく僕らずっと全力で少年なんだ

セカイを開くのは僕だ

視界はもう澄み切ってる』
(タイトル:全力少年 作詞者名:大橋卓弥、常田真太郎)

「仕方ない」と、確かに私もつぶやいていた。

澄み切った声で歌う彼らを好きだと言ったら、若い子に「30過ぎてスキマスイッチ聞くんですか?」と言われた。
むしろ25歳以降に向けて歌っていないか?と、思ったが言わなかった。もしかしたら私が思うよりずっと、今の「若い子」達は枯れてしまっているのかもしれない。
あるいは、「若い子」達には今の30代はすでに枯れている存在だと思われているのかもしれない。

彼らは30歳になった時に、自分の変わっていなさに驚くのだろう。

でも、やっぱり、生活のグレードを下げて行く事と言うのは難しいと思う。 積み上げたものは、確かに年齢を重ねるごとに壊せなくなっていく。
でも、積み上げてきたものは、歴史でもある。壊せない歴史と、壊したい歴史を、正しくより分けて、正しくやり直すことなんて、出来るのかな?

それとも、「壊せない」のは私が女だからだろうか?
男だったらと願い、どうして男として生まれてこなかったのかと後悔して生きながらも、
やっぱり私は、女でしかないのだろうか?

 

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